マウスピース型装置による矯正治療は、アライナー矯正と呼ばれており、日本ではマウスピース型矯正とも呼ばれています。マウスピース型矯正には様々なメーカーがありますが、インビザラインはアメリカのアラインテクノロジー社の製品の商標です。アラインテクノロジー社のインビザラインは世界最大シェアを誇り、100カ国以上の国々で1200万人を超える患者様が使用しています。(2023年現在) 患者様に合わせて歯科医師が設計したものをインターネットでアラインテクノロジー社にオーダーし工場で製作されます。
未承認医療機器について
基本的に年齢の制限はありません。子どもから大人までご使用いただけます。これまでに世界で1400万人を超える患者様がインビザライン矯正によって素敵な笑顔を手に入れています。 (2022年9月時点における「インビザライン・システム」および「インビザライン Goシステム」の合計)
治療開始前に歯の動きをシミュレーションし、治療のゴールをイメージすることができます。インビザライン矯正は1400万人以上の患者データに基づき、マウスピースの素材や歯を動かす仕組みを改良し続けています。
持続的にゆるやかな力をかけ、短期間で次のステージのマウスピースに交換するので痛みが少ないことが特徴の一つです。また、マウスピースは患者様の歯にフィットするようにカスタムメイドされます。歯と歯茎が接する部分もトリミングされていて、より快適に過ごせるようにデザインされています。
食事など、必要な時には取り外すことができるので、装置に食べ物が詰まる心配が無く、治療中も普段通りに食事ができます。通院は1~2ヶ月に1回程度。定期的に担当の歯科医師に治療の進行具合を確認してもらいます。
インビザラインGoは、インビザラインの一種で、通常のインビザラインよりも簡略化された治療プランを提供するものです。この治療は、単純な歯列の矯正が必要な場合に適しています。インビザラインGoでの治療は、他のインビザラインの治療と同様に、デジタル技術を用いて個々の患者様に合わせてカスタマイズされます。しかし、より単純なケースに適した簡素化されたプロセスを提供することで、コストや治療期間を削減することができます。
※歯科医師の治療計画や患者様の口腔内の状況によって異なります。
患者様の不安なことやご要望などをしっかりとヒアリングし、現在の症状の原因追求に加え、治療方法や費用をご説明させていただきます。なんでもお気軽にご質問ください。
お口の中のお写真やレントゲンなど、現状の口腔内の状態を確認するための検査を行います。
精密検査の結果を基に、治療計画のご説明をさせていただきます。ご希望等あれば、遠慮なくお伝えください。ご納得いただけましたら治療開始となります。
口腔内三次元光学スキャナーで得た口腔内データをアメリカのアラインテクノロジー社へ送ります。お一人おひとりにぴったり合ったマウスピースが製作されます。
マウスピースが届いたら治療を開始します。使用方法や注意点などを詳しくご説明し、装着の練習を行います。最初は調整等のため、定期的に受診していただきます。※マウスピースは1日20〜22時間以上装着してください。
計画通りに歯が動き、歯並びがキレイになったら治療は終了となりますが、しばらくは歯が元の位置に戻ろうとします。そのため、リテーナーという装置を装着し、保定期間(最低1年から2年半程度)を設けます。
マウスピース型矯正治療の中では、下記のようなトラブルが起こる可能性があります。
インビザラインにおいては治療の目標が明確に定められていますが、他社の一部のマウスピース型矯正には、明確な治療目標がない場合があります。その結果、治療期間が予定よりも延びることがあります。
マウスピースは薄いですが、それでも一定の厚みがあるため、咬み合わせの間にスペースが生じることがあります。適切でない計画の下では、治療が終了しても歯が正しく咬み合わないことがあります。これにより食事摂取の困難だけでなく、歯を失う要因となる可能性もあります。
歯肉の後退は、誤った歯列矯正の計画などによって歯肉に過度の圧力がかかることで引き起こされます。これにより歯肉と歯の間に隙間が生じ、口内の問題を引き起こす細菌に感染しやすくなります。
江﨑歯科では、患者様のご希望に柔軟に対応し、トラブルの無い治療を提供できるようにスタッフ一丸となって努めてまいります。
食べたい物を気にせず食べられるよう、自分の意志で取り外しできることが利点のマウスピースですが、もちろんお手入れはしっかりと行う必要があります。ここではマウスピースのお手入れ方法を簡単にご紹介します。
マウスピースは傷つきやすいため、柔らかい歯ブラシで優しく磨いてください。歯磨き粉の使用は傷つける原因になるので避けましょう。
洗浄する際は外側、内側ともに力を入れすぎず、弱い力で丁寧に磨き、磨き終わったら十分にすすぎます。ポイントは力を入れすぎないことです。力を入れすぎると変形したり、破損したりしてしまうことがありますのでご注意ください。
食事の時や飲み物を飲む時には、マウスピースを外しましょう。装着したまま飲食をすると、マウスピースに食べかすなどがついて虫歯や歯周病のもとになってしまったり、マウスピース自体が傷んでしまったりする可能性があります。食事の後は、歯磨きをしてからマウスピースを装着すると清潔に保つことができます。
マウスピースを外した際は、かならず専用のケースに入れて保管してください。ケースに入れずにそのままにしておくと不衛生なだけでなく、誤って破損してしまう場合もあるので注意しましょう。